ウォール街。ある法律家が新しい筆耕を雇う。青白く、ひかえめで、はじめはとても熱心な青年バートルビーだ。ある日、写しをいっしょに読み合わせてほしいと雇い主に頼まれると、バートルビーはただこう答える。「せずにすめばありがたいのですが」。それからは、どんな頼みにも同じ言葉を返し、事務所から決して出ていかない。
おかしくて、それでいて不安にさせるこの短い物語は、忘れられない問いを投げかける。怒りもせず、礼儀正しく、すべてを拒む人を前にして、どうすればいいのか。その言葉「せずにすめばありがたいのですが」は、世界中で有名になった。
この物語は、学習中の言語でひと息に読める。



















