トルメス川のほとりのひどく貧しい家に生まれた少年ラサロは、最初の主人である盲目の物乞いの手引きになる。飢え死にしないため、彼は主人から盗むことを覚える。わらでワインを飲み、ソーセージをくすねるのだ。その後、けちな司祭に仕え、つづいて立派な服の下に貧しさを隠す落ちぶれた従士に仕える。
1554年に作者名なしで出版され、のちに異端審問で禁じられた、ずる賢さとブラックユーモアに満ちたこの短い物語は、最初のピカレスク小説だ。
ラサロ自身がいたずらっぽく冒険を語り、短い章は学習中の言語でもすらすら読める。



















